ウェンディ寝室3 シーンテキスト
ウェンディ
「え? ちょっと……何をしてるの、王子?」
ラボ内で『くぐつ』の整備を行っていたウェンディが
驚きよりも困惑に近い声音で言葉を零す。
ウェンディ
「まだあのコの調整が終わってないのに……どうしたの?」
背後からウェンディを抱き締めている。
瑞瑞しい肌に浮かぶ作業中にかいた汗や機械油等の軽微の汚れが、
視覚、嗅覚、触覚を、それぞれに刺激して、
彼女を抱き締めているという実感を強くさせる。
ウェンディ
「もしかして……したくなっちゃったの?」
ウェンディらしいシンプルな言葉の返しに俺は素直に頷く。
手伝いをする為にラボに同行したのは分かっている。
だからこそ、作業の為に俺も彼女も軽装になっていた。
だが、そんな薄着のウェンディが常に傍にいて、
何時間も二人きりで密室にいるのだ。
欲情するなという方が無理だった。
ウェンディ
「どうせイヤだって言っても、あなたはするんでしょ?」
本当にイヤなら我慢するが、と囁きながら、
彼女の首筋にゆっくりとキスをする。
ウェンディ
「ん……ふ、ぁ……べつに、イヤじゃないよ……」
ウェンディ
「でも、あのコが見てるから……少し恥ずかしい」
彼女の言葉が指し示す『くぐつ』を横目に見る。
両目にあたるパーツが無機質に俺たちを見つめているが、
少しだけご主人様の時間をもらうぞ、と視線で伝え、
俺はウェンディの服を脱がしていく。
ウェンディ
「こんなふうに……壁に押しつけなくたっていいのに……」
さすがに床で、というわけにはいかない。
ウェンディ
「だったら寝室に行けばいいだけじゃな……んっ……あぁ……、
もう、そんなに大きくして……あっ、ぁ……ン……ッ!」
愛撫もなしに強引にペニスを秘部へと滑り込ませていく。
ウェンディ
「ふあぁっ、あ……今日の王子、すごく……大きい……あ、ぁン」
思った以上に膣中は愛液で満たされていた。
彼女もこうなることを期待していたのだろうか。
ウェンディ
「ばか…………そんなの、決まってるじゃない……」
ウェンディ
「好きな人と二人きりなんだから……、
私だって……こういうことくらい、考えるよ……」
肩越しに俺を見る彼女の頬が愛らしく染まっている。
出会ったばかりの彼女ならば、
こんなふうに恥ずかしがることなんてなかったはずだ。
今だって仲間たちと共にいる時の彼女は、
少しだけ他者との関わりを避けるきらいがある。
だからこそ、
自分にだけ素直な反応を見せてくれることが嬉しかった。
ウェンディ
「こんなこと許すのも……あっ、ぁン……、
ふぁ、ぁ……見せるの、もぉ……んんぅ……!
あなただけ……なんだから……はぁ、ぁっ、やぁ、ンッ……」
次第に彼女の声に艶やかな色がにじみ始める。
熱を帯び、甘やかに絡みつく膣肉が心地良い。
優しげな快楽が愛しさを倍加させ、
腰の動きをより激しいものへと変えた。
ウェンディ
「はぁ、あッ……ぁあ、んっ、んッ、んふぁっ、あぁあンッ!
ま、って……あっ、ぁあっ……はげし、すぎる……んんんっ……!
どうした、の……? 今日の王子は、なんか……ん、ふぁああンッ……!」
打ち込まれる快感に小さく身体を震わせながら、
なんとか崩れ落ちそうになるのを耐えるように、
ウェンディは壁につけている手でもって必死に身体を支える。
作業の疲れのせいで理性が脆くなり過ぎているのだろうか。
壁に押しつけて背後から彼女を犯しているという事実が、
いつも以上の荒々しさを身体に宿らせる。
パン、パン、と小気味良い音がラボに響く。
荒くなっていく息と、甘く淫らな匂いが、
獣じみた交尾の激しさを強く意識させた。
ウェンディ
「んふぁっ、あっ……くぅ、ぁっ……あっ、ぁああんっ!
だ、めぇ……王子……おうじぃっ……ふぁあっ、ぁ……ッ!
立って、られな……あっ、あああっ、やぁっ、ああンッ……!」
突き入れる度に、キュッ、キュッと引き絞られる膣壁が、
彼女の感じている快楽の強さをそのまま伝えてくる。
乱れていく彼女が愛らしく、より多くの快楽と
愛情を与えたいというように抽挿が激しくなっていった。
ウェンディ
「ふぁあっ、あああんっ! おうじっ、あっ、ぁぁあンンッ!
だ、して……んっ、んんぅ……おねがいぃっ……ふぁっ、ぁ……、
このまま、だとぉっ……わた、しぃ……ぅくっ、ひぁああンッ!」
ウェンディ
「なか、にぃっ……膣中に、だして……いいからぁっ……!
あっ、あッ……もう、イッちゃう……からぁっ……!
おねがい、一緒に……ふぁッ、ぁああンッ……!」
彼女の求める声が鼓膜を震わせると、
射精の衝動が急激に盛り上がり、
直前まで迫った解放の予感に総身が震え始める。
ウェンディ
「あっ、ぁあっ、おうじのオチン○ン、また大きくなってるぅっ!
ひぁっ、やぁああっ、あんっ、あァんっ……ら、めぇっ、もう、
わたし……ひぁっ、あっ、あぁっ、イクぅっ、イくぅぅぅッ!」
艶めかしい声と共に背を弓なりに反らせて、
全身を硬直させたウェンディの膣内が、
それに連動するようにキツく肉棒を締め上げた。
それと同時に一気に彼女の膣内の最奥に
亀頭を接着させ思い切り白精を注ぎ込んだ。
ウェンディ
「ふゃぁああっ、あああっ、あ……で、てるぅっ……、
あっ、ぁあっ……いっぱいナカぁっ、あぁっ、やぁああンッ!」
ウェンディ
「んっ、んんぅっ……あっ、ぁああっ……そんな、まだでてるぅ……、
はぁ、あンッ……ま、って……だめぇっ……また、イクぅっ……っ!
んっ、ああっ、わたし、またぁっ……イクっ、んっ、ンンンンっ!」
ビクンビクンと大きく身体を波打たせながら熱い吐息を漏らす。
白濁を注ぎ込んだ蜜壺は、絶頂を迎えた後もなお収縮を続け、
ギュウギュウと愛おしそうに男根を締め付けてくる。
目まいがするほどの快感を味わいながらも、
それ以上の愛おしさに衝かれるようにして、
俺はウェンディの身体を抱きしめた。
ウェンディ
「はぁ、ぁぁ……ぁっ……んんぅ……、
おう、じ……んふぁ、ぁっ……ぁ……」
安心したからだろうか。
彼女の身体から力が抜けていく。
気づけば互いに床にへたり込み、
ぐずぐずと抱き合って寝転がっていた。
ウェンディ
「まったく……こんなに激しくされたら……、
疲れて整備どころじゃなくなっちゃうじゃない……」
溜息まじりにそう言う彼女に謝る。
ウェンディ
「別に、怒ってないわ……」
ウェンディ
「ただ、やっぱりベッドの上の方が、いいかな……って」
ウェンディ
「後ろからだと……あなたの顔が見えなくて、
すこしだけ不安になる……」
ぎゅっと、彼女が俺の手を握る。
普段のウェンディが決して出力することのない
いじらしい所作に、胸奥が愛おしさで満ちていく。
そんな温かな想いを伝えるように、彼女の唇にキスをした。
ウェンディ
「ちゅっ……ん……ふ、ぁ……」
ウェンディ
「あなたにキスされるの……やっぱり、すごく好きだな……」
ウェンディが、やさしく微笑む。
多くの時間を共にして、
ようやく出会えた無垢な感情がそこに在った。
ウェンディ
「……王子。少しだけ、ここで一緒に寝ちゃおうか?」
ウェンディ
「大丈夫……まだ整備中だけど、
あのコがしっかりと見張っててくれるから……」
冗談っぽくそう言うと、
彼女は甘えるように身体を寄せてくる。
それを包み込むように優しく抱きしめると、ウェンディは
俺の腕の中で、おやすみを伝えるような口調でこう囁いた。
ウェンディ
「…………大好き」