ウェンディ寝室2 シーンテキスト

ウェンディ
「そう……そこだよ……」

優しい声で、ウェンディが俺に言う。

ウェンディ
「もう、準備できてる……から」

互いに一糸まとわぬ姿で肌を重ね、
表層的な愛撫での限界を知った時点で、
こうなることは分かっていた。

生まれたままの姿で、
俺の眼前にウェンディの美しさが、
惜しげもなく捧げられている。

そんな彼女の濡れた桃色の割れ目を、
俺は自らの熱くなった切っ先で押し広げ、
中へ入っていこうと試みる。

ウェンディ
「んっ……ふぁ、ああぁ……おう、じ……んんっ……」

片眼をつぶって初めての刺激と、
破瓜の痛みに耐えようとしている。

そんな彼女をいたわるように、
持てる限りの優しさを込めた動きで、
ゆっくりと愚息を媚肉の温かさに埋めていった。

ウェンディ
「はぁ、ぁあンっ……あっ、ぁぁ……、
すご、ぃ……ひっ、ぁあ……やぁ……んんっ……」

ぴくん、と身をこわばらせるウェンディ。

常に冷静で、誰に対しても素っ気ない彼女が
今この時になって初めて見せた、
その初々しい恥じらいの可憐さに安堵する。

そして同時に、互いに繋がれた嬉しさが、
性的な刺激と震えに変換されていく。

遠来する未知の感情が、より多くの欲求を己に喚起させ、
もっと深く彼女と繋がれと命じてくるようだった。

ウェンディ
「いッ……あ、ぁ……はぁ、ぁンっ……」

ウェンディ
「王子……ごめん。
ちょっと……痛い、かも……ん、ふぁぁ……っ」

見れば、薄緑の美しい瞳が、
喪失の痛みに潤んでいる。

――やめておくか?
と、言葉を慎重に放ってはみるが、
ウェンディは小さく首を振った。

ウェンディ
「……そんなこと、んンっ……し、したら……ぁ、ぁあっ……、
一生、うらむから……ね……はぁ、はぁ……」

ウェンディ
「私、いま……すっごく、恥ずかしいんだから……んんっ……」

ウェンディ
「ふぁぁっ、ぁあ……王子に、こんな姿……見られちゃって……、
涙なんか……流しちゃってるんだよ?
……だから、ちゃんと最後までしないと……許さないんだから……」

言葉を発するのとほぼ同時に、
彼女はちいさく身体を動かして、
俺の背に両腕を回す。

その抱きつきによって、
必然的に深く彼女の中に
自分自身が埋没していく。

すると、それまで感じいた
全ての抵抗を打ち破って
一気にペニスが最奥まで辿り着いてしまった。

ウェンディ
「ひぅっ――!
あっ……あぁっ……ぁ、はぁ……はぁ……、
こんなに痛いなんて……知らなかったよぉ……」

ウェンディ
「でも……ちゃんと、繋がれたね……私たち……」

大きな一粒の雫が彼女の頬を伝う。

ウェンディ
「いいんだよ……王子……。
痛いのは、ぜんぜん……いいの……」

ウェンディ
「誰かと、繋がるって……こういうことなんだよ、きっと……」

ウェンディ
「だから、好きなように動いて……。
私に、ここから先のコト……教えて……?」

求められているという実感が、
途方もない喜びと愛しさを呼び起こし、
彼女を抱きしめながら、俺は腰を動かし始めた。

ウェンディ
「んんっ、んっ……あぁっ、あっ……はぁ、ん……、
これ、すご……いぃ……あっ、あぁあ……んっ……」

少しだけ驚きの混じった甘い声が、
ウェンディの小さな口から零れる。

まだ狭苦しい膣道は、
彼女の興奮と感情に連動するかのようの収縮を繰り返し、
肉棒を絶妙な加減で締め付けてきた。

ウェンディ
「あっ、あぁあっ……んふぁ……、
王子……もっと、激しくして……いいんだよ……?」

彼女の手が俺の頬に触れ、
優しげな口調でそう伝えてくる。

まだ自分の中にあった
彼女への気遣いを見透かされた様な気がした。

ウェンディ
「王子が優しいの……もう、十分わかってるから……」

ウェンディ
「だからね、今だけは……いつもと違うあなたで、私を抱いて……」

そう言って一度だけ唇にキスをしてくる。

それが契機となり、
俺は心から彼女を愛そうと、
腰の動きに更なる激しさを加えた。

ウェンディ
「ひぁっ、あぁっ、あッ……ふぁぁあ、ンッ……!
んっ、んんっ……そう、もっと……もっと、きて……王子っ……」

激しさを象徴するように、
膣口からは先ほどとは比べものにならないほどの愛液が溢れてくる。

身体を打ちつけるごとに、
それまで互いにあった理性が、
ぼろぼろと剥がれ落ちていくようだった。

ウェンディ
「んふぁっ、あっ、ぁああっ、んんっ……!
ど、どうしよう……ふぁあっ、あぁああっ……、
わたし、気持ちよく、なってきちゃってるよぉ……あぁああンッ……」

大きくなる彼女の艶声と
蕩け始めた美麗な顔が、
こちらの情欲を更に掻き立てる。

彼女の両腕を掴むことで体勢を固定して、
遠慮のない動きで肉棒を突き入れると、
それにあわせて形のいい大きな乳房が揺れ弾んだ。

ウェンディ
「ふぁあっ、あっ、ああっ、ぁあっ、
おう、じぃっ……んふぁああンッ……、
あなたの、また……大きくなって……やぁあンっ、んっ、んんぅ!」

ウェンディ
「ひぅっ、ぅっ、ああっ……ああぁっ、んっ、あぁああンっ!
こんな、のぉっ……気持ちよすぎ、るぅっ、あっ、ふぁあぁっ……」

開かれていた彼女の両足が何かの到来を予感したのか、
強い力で唐突に内側へと閉じられ、
俺の身体を抱えるような体勢になる。

その挙動によって、
俺はウェンディの中で限界が近づいていることを悟り、
そのまま一気に互いに果てようと更に抽挿を苛烈なものにした。

ウェンディ
「あぁああんっ、んっ、んんっ……だ、だめぇっ……!
そんなっ……おくぅ、までぇっ、ふぁあっ、ああぁあ、んんっ……」

ウェンディ
「ふぁっ、あっ、んぁあっ、ああっあっ……やぁあああンっ!
へん、なのぉっ……! ヘンなの、キちゃうのぉぉッ……!」

ウェンディ
「おうじぃっ……あっ、あァっ……!
私、おかしく……おかしくなっちゃうよぉっ……!」

激しい嬌声と共に、
きゅぅっとすがるように膣肉がせり上がる。

ヤケドしそうな程の熱い媚肉が男根を隙間無く抱きしめると、
その苦しいほどの抱擁と膣ヒダの鮮烈な刺激によって、
溜め込んでいた想いと欲が一気に解放されてしまった。

ウェンディ
「ひゃあぁあんっ、んんぅぅっ……ああぁっ、ああああぁっ……!」

ウェンディ
「なかァっ……あっ、ふぁあっ、んんんぅ……!
あ、アツイのぉッ、いっぱいぃ……っ、
びゅくびゅくってぇ……入ってくるよぉ……っ!」

性の灼熱に身を焦がされながら、
初めての感覚とアクメの衝撃に、
何度も何度も大きく身体を震わせるウェンディ。

あいまいになる意識と悦の情動が、
蕩けきった艶やかな相貌ににじみ、
その美しさを奪うように俺は彼女を抱きしめた。

ウェンディ
「アツイよぉ……んっ、んんんぅっ……おう、じぃっ……、
あなたで……なか、いっぱいになってぇ……ふぁぁあ、ンンっ……」

最後に一度強く腰を打ちつけ、
全てを出し切ると、互いに抱きしめ合ったまま、
そのままベッドに身を横たえる。

荒くなった息が落ち着きを取り戻すまで、
互いに無言のままただ見つめ合っていた。

ウェンディ
「…………はぁ、はぁ……あぁっ、はぁ……ぁ……」

ウェンディ
「…………ほんとうに、王子と……しちゃったんだ……」

ウェンディが、
ぽつりと言葉を漏らす。

既に男根を抜かれた秘部からは、
ゆっくりと白濁の粘液が零れ落ちていた。

ウェンディ
「私が……人間を、こんなに求めるなんて……、
未だに実感がわかないよ……」

ウェンディ
「……でも、思ってたより……ずっと、ずっと……心が満たされてる……」

ウェンディ
「後にも先にも……こんなに誰かを好きになるなんて……、
たぶん出来ないよ……王子」

眼前にある彼女は、
恥ずかしそうに俺を見つめて、小さく笑う。

そんなウェンディの美しい髪をすくように撫でながら、
愛らしい唇に優しくキスをする。

ウェンディ
「…………うん」

ウェンディ
「今のキス……すごく、よかった」

ウェンディ
「……やっぱり、私は王子が好き……」

そう言うと、彼女もゆっくりと口付けを捧げる。

ウェンディ
「……だから、もう少しこのまま……」

ウェンディ
「今日くらいは、あなたを独り占めしても……いいよね?」

ああ、と彼女に頷きを返すと、
安心したようにウェンディは微笑んで、
長いまつ毛に縁取られた瞳をゆっくりと閉じていく。

ウェンディ
「……よかったぁ……」

声音に、微睡みのあいまいさが混ざり始める。

ウェンディ
「……眠ってる間に、どっかに……いったら……
ダメなんだから……ね……?」

ウェンディ
「……王子…………おやすみ、なさい……」