ウェンディ寝室1 シーンテキスト

ウェンディ
「もう……いいからじっとしててよ、王子」

ウェンディに小さな声で怒られ、
俺はそのまま動きを封じられる。

人間に興味など無いと思っていたウェンディの前で、
みっともないほど勃起してしまっている愚息をさらけ出して、
ベッドの上で二人きりになっていることが未だに理解できない。

ウェンディ
「別に、こういうコトに興味があるんじゃないわ……」

ウェンディ
「王子……私はただ、あなたに興味があるだけなの」

そう言いながら、
彼女はゆっくりと赤黒く膨れあがった亀頭に、
可憐な唇を押し当てる。

ウェンディ
「……チュっ……ちゅ……」

慈しむようなキス。

捧げるられる対象の醜さと、
捧げる側の美しさの対照に、
得も言われぬ淫らさと背徳を覚える。

ウェンディ
「ん、ちゅ……ちゅぷ……んふぁ……」

切っ先に触れるふっくらとした唇の感触と
わずかに荒くなり始めている吐息の温かさ。

その焦れったい刺激によって更に愚息が固く肥大していく。

ウェンディ
「すごい……少し刺激しただけなのに、
ぬるぬるしたのが先っぽから出てきた……」

ウェンディ
「王子……これって、気持ちいいって……、
そういうことなんでしょ?」

うっすらと赤く染まりだした顔に微笑を浮かべ、
ウェンディが問いかけてくる。

戸惑いながらも、
俺は正直に答える。

ウェンディ
「じゃあ、こうしたら……もっと気持ちよくなっちゃうのかな?」

浮かんでいた笑みを、少しだけ意地悪いものにして、
ウェンディはおもむろに亀頭を口内へと含んで見せた。

ウェンディ
「は……むぅ……ん……っ、
ちゅぷ……ぢゅぷ……」

彼女の体温がそのまま自分の敏感な部分へと伝わる。

優しくもぎこちない口での奉仕は、
予期せぬ刺激の連続となって、
甘やかにペニスを包み込んでいく。

その快楽が鈍い痺れとなって、
腰から背筋へじんわりと伝い、
思わず悦楽の溜息が漏れ出た。

ウェンディ
「ちゅぷ、ちゅ……んへぁ、おうひ……、
さっひよりも、きもひよさそうな顔、しへるね……」

男根をはしたなく頬張ったまま、
ウェンディが言葉を紡ぐ。

彼女の淫らな所作と、
発声による振動が、
さらに凶悪な快感となって俺を襲う。

ウェンディ
「んっ、んちゅ……ちゅ、ぱ……、
はぁ、はぁ……見てよ、王子……、
あなたの、また大きくなってるよ……?」

言いながら、涎でてらてらと光る陰茎を今度は手で掴み、
ウェンディはゆっくりと焦らすような速度でしごき始める。

ずちゅ、くちゅ、
と淫らな音を寝室に響かせながら、
彼女は俺を見つめていた。

ウェンディ
「王子の、とっても熱いね……」

ウェンディ
「私、こういうこと……したことなかったけど、
王子の反応見てると……ちょっと、楽しいかもって……、
そんなふうに思っちゃってる……」

理工的な思考に満ちたウェンディだからこそ、
はじめての情事といえど、ためらいが無いのだろう。

知識として男性の肉体に関しての理解があるだけに、
彼女の行動すべては、まるで数式の答え合わせのように
機械的なものにも感じられる。

ウェンディ
「すごい……手の中で、ビクビクって暴れてるよ……♪
もう、射精したくて……仕方ないんでしょ?」

陰茎をしごいていない方の手が、
ゆっくりと陰のうへと伸び、
そして優しげに表皮をさすり始める。

ウェンディ
「ふふ……ここも、なでなでされたら、
もっともっと、気持ちよくなれるのかな?」

しごく右手の動きが激しくなる一方で
さする左手の動きはより優しくなる。

淫らな緩急の甘美さが、
まともな思考を俺から奪い去り、
猛々しい欲望の熱に意識が集約されていった。

ウェンディ
「ん……ふ、ぁ……また、大きくなってる……」

ウェンディ
「はぁ、ぁ……遠慮なんて、いらないよ……。
我慢しないで……王子」

ウェンディ
「あなたの好きな時に、射精していいんだからね……?」

穏やかな口調でそう告げると、
白く細い両手の指先すべてで男根を包み込み、
先走りの滑りを利用して淫らに擦り上げる。

そして、とどめとばかりにウェンディの紅い舌が、
カリ首を舐め上げた瞬間、
溜め込んでいた欲望が盛大に外へと飛び出していった。

ウェンディ
「――きゃぁッ……!?」

ウェンディ
「あっ、ふぁぁ……すごぃ、んっ、んんん……!」

ウェンディ
「これが、王子の精液……やぁ、ンっ……!
どんどん、溢れてくる……♪」

ビュルビュルと飛び出す白濁の粘液が、
みるみるうちに彼女の端麗な顔と指先を汚していく。

それすらも愉しむように、
彼女はなおも笑みを湛えて、
俺の愚息を舌で味わっている。

ウェンディ
「ん、ちゅ……れろ……ペロ……ちゅぷ、る……♪」

最後の仕上げだとでもいうように、
彼女が鈴口を小さく吸い上げる。

ウェンディ
「ちゅるるぅ……ん、ふぁ……ぁ……」

ウェンディ
「……これで、もう……ぜーんぶ、でちゃったのかな?」

彼女にしては珍しい、
甘やかな声音と、優しげな眼差し。

そんな平時との差異が、
反則的なまでの可愛さを俺に突きつけ、
胸の奥で、得体の知れない感情がわき上がる。

そして、未だ彼女の手に包まれている愚息が、
より多くの愛撫を欲するように、
再び硬さを取り戻してそそり立った。

ウェンディ
「……これは、ちょっと予想外ね……」

ウェンディが少しだけ目を見開きながら言う。

ウェンディ
「ここまで回復速度が速いなんて、
やっぱり王子は、普通の人間とは……ちょっと違うのかな?」

俺の身体が、目の前の女性を求めていることを、
ウェンディ自身も理解してしまったのか、
驚きはすぐに喜びの笑みに塗り変えられていく。

ウェンディ
「大丈夫だよ、王子……。
今日はいっぱい気持ちよくしてあげる……」

ウェンディ
「だって……私ももっと、
王子の身体、触ってたいから……」

その言葉と共に、彼女は瞳を閉じて、
慈しむような口づけを先端に与えた。

ウェンディ
「あなたのこと……もっと、教えて……王子」