イブキ寝室2 シーンテキスト

イブキ
「やれやれ……結局こうすることになるとはな」

――宵闇の忍び寄る刻限。
鮮やかな満月の如き美貌に苦笑を湛えたイブキが、
美しい裸身を寝台の上で惜しげもなく晒していた。

イブキ
「さぁ王子、遠慮なくココを使え……」

イブキ
「この中に吐き出さないと、
キミのソレは満足できないんだろう?」

ほのかに上気した顔で艶笑し、
自ら恥唇を割り開いてゆく。

淡色の淫華が薄闇の中で鮮やかに照り輝くと、
醜く膨れ上がった愚息がぶるりと身を震わせた。

イブキ
「まったく……」

イブキ
「朝から何度も胸や口で奉仕してやったというのに、
まだそんなに大きくできるとは……キミの性欲は底なしか?」

眼前の美女の痴態を前にして
欲情するなという方が無理な話だ。

イブキ
「ふふっ、それでこそ真の男……真の英雄だ」

向かえ腰になって俺の竿を握ると、
イブキは亀頭の先端を自らの膣口に据えた。

イブキ
「んっ、そうだ……あっ、ふぁ……、
そのまま……私のなかに、入ってこい……」

イブキ
「わかる、だろう……?
濡れているのが……キミを受け容れる準備は……んんっ、
とっくに、ふぁ、ぁ……できて、いるんだ……」

イブキ
「だから、王子……。
遠慮などせずに私を……抱け」

イブキ
「そしてキミが満足するまで……、
ありったけの欲望を……膣中に、吐き出すんだ……」

イブキ
「ああ……そうだ……海軍元帥の誇りにかけて、
私が……キミの欲望をすべて受け止めてやろう」

強気な発言とは裏腹に、
亀頭を押し当てられた花芯は
怯えたようにヒクヒクとわなないている。

たまらず俺は腰を突き出し、
狭い膣道の奥へと自身をねじ込んだ。

イブキ
「んくッ……ん、んんん……ッ!」

肉棒の先が狭くなった部分を突き抜けた途端、
イブキの白い喉奥からうめきの声が漏れた。

驚きとともに視線を転じると、
ペニスを咥えた秘唇から鮮血が滴っている。

イブキ
「ふふっ……気にするな。
私がこの男なら、と認めた相手が……、
初めて、目の前に現れたというだけのことさ……」

しかし……と呟きかけた俺の言葉は、
イブキの穏やかな笑みによって霧散させられた。

イブキ
「安心しろ、この日のために準備はしてきた。
ほら……こうすると、もっと締まるだろう?」

その言葉とともに、
イブキの膣がきゅんと狭まって
愚息を抱きしめてきた。

途端に彼女の膣内の暖かさが思い起こされ、
その夢のような心地よさに恍惚の溜息が漏れる。

イブキ
「んっ……ふふっ、身体は正直じゃないか。
キミのチ○ポが……んんっ……膣中で暴れて……、
私のナカで射精したいと、せがんでいるぞ?」

イブキ
「ほら……遠慮せずに腰を動かせ。
この私の……んっ……初めてを捧げたんだ。
満足しないうちは、寝かせないからな……?」

不敵な笑みを浮かべながら、
イブキはさらに膣の締りを強めていく。

苦しいくらいの締め付けから逃げるように、
俺は前後に腰を振って彼女の膣内を往復しはじめた。

イブキ
「ふぁあっ、あ、あぁぁ……ああぁん……っ!
あぁぁ……いいぞ、王子っ……んんぅん……ッ、
はぁ、はぁ……いい、腰使いだ……んはぁあっ」

イブキ
「んんっ……そう、そこだ……あぁっ!
そこを……擦りながら、奥まで突きあげろ……っ」

膣道の天井部分に亀頭をこすりつけると、
粒立ったヒダにゾロゾロと引っ掻かれる。

その生々しい感触を夢中で貪っていると、
次第にイブキの嬌声に甘い響きが増しはじめた。

イブキ
「ふぁあっ、あっ、あんっ……イイっ、
上手だぞ、王子……その調子だ……あっ、あぁン……っ!」

イブキ
「あぁ……すごいぞ、王子……ふぁ、あ、あぁん……っ♪」

イブキ
「初めて、なのにぃ……んぁあっ……身体が、熱くて……、
もう……達してしまいそうだ……っ」

そう言うイブキの表情は、
しかしどこかまだ余裕が感じられる。

一方の俺は、気を抜けばすぐにでも
彼女の膣内に射精してしまいそうな気配を感じていた。

イブキ
「はぁ、はぁっ……ふふっ、王子……震えているな?
そろそろ……んぁっ……私の膣中に、射精したいのだろう?」

イブキ
「いいぞ……そのまま派手にぶちまけろ。
私が……あ、ふぁぁっ……全部、受け止めてやる……」

甘い誘惑の言葉に駆られ、
たぎった劣情が出口を求めて竿を上りはじめる。

だが、俺は僅かに残っていた理性を振り絞り、
手を伸ばしてイブキの存外に小さな手を握った。

イブキ
「はぁ、はぁっ……ぁ……ど、どうした急に?」

イブキ
「手をつなぐなんて……や、ふぁあ、あぁん……っ、
こ、恋人同士でもあるまい――んむぅっ!?」

唐突に顔を寄せて唇を奪うと、
イブキは珍しく驚いたように目を白黒させた。

イブキ
「ぷぁっ! ハァ、ハァ……ッ!
こ、こら……急にキスしろなんて、
私は命じてない――んむぅンンッ!?」

イブキ
「んン……ちゅ、くちゅ、ちゅむぅ……。
や、待て……んぁあっ、あっ、あぁああん!」

イブキ
「そんな……んん、ちゅ、ちゅる、んちゅル……、
ぷはッ、はぁ、はぁぁ……キス、しながら……、
ひゃ、あぁアンッ! ……奥、突かれたら……ひぁあっ!」

イブキ
「……え、好き? ……私が、か?
それは……そう、言って貰えるのは、
……その……もちろん、嬉しいが……」

俺が想いを伝えると
イブキのほっぺたに、ほんのりと朱が灯った。

ゆるやかな抽挿に移行し、
白い乳房に手を這わせてやわやわと弄びながら、
イブキは俺をどう思っているのかと訊ねる。

イブキ
「そ、そんなこと……んんっ、んぁ、あぁぁ……っ、
い、言わなくても……分かっているだろう?」

イブキ
「ふぁあ、あんっ……わ、私の口から聞きたい?」

イブキ
「そう言われても――んむっ、ん、んん、ちゅ……」

イブキ
「ん、ふぅ……んちゅ、ちゅぷ、ちゅるる……っ、
ぷはっ、はぁ、はぁ……わ、わかった……んんっ、
い、言うから……ひぁあっ……く、口を塞ぐなぁ……っ」

その言葉に顔を上げ、
限界を超えた快楽にぼやけた視線をイブキに落とすと、
彼女は観念したような微笑を湛えて言葉を紡いだ。

イブキ
「あぁ……好きだ、王子……」

イブキ
「私は……キミのすべてが欲しい……」

イブキ
「女神の加護を受けし、英雄の子種を……、
身体が、心が……注がれたがっているんだ……」

その一言に言い知れぬ喜悦が湧き上がり、
募る愛しさに駆られるままに
イブキに甘く淫らな口づけを施す。

イブキ
「んむぅ……んっ、ふ……むちゅ、ちゅる、れるぅ……っ♪」

イブキ
「わ、わかった……ん、んちゅ、ちゅぷぅ……っ♪
はぁ、はぁ……キスしながら、射精したいんだな……?
いいぞ……ふぁあ、あ、アンっ……許可してやる」

イブキ
「だから……ん、んちゅル、ちゅぷ……んぅン……ッ!
め、命令だ、王子……んぅんっ……膣中に出せ……っ。
いいか……んぁあっ……一滴も、残さずだぞ……?」

そう命じるイブキの意思と呼応するかのように、
膣道がぐっと狭まり、ペニスをきつく包囲した。

逃げ場を失った俺は、
ぐちゅぐちゅと音を立てて彼女の舌を貪りながら
至福の瞬間に向けて抽挿を加速させる。

イブキ
「んむぅ……ん、んちゅ、ちゅる、れちゅ、れりゅぅ……っ♪
ふぁあ、王子、クる……んんっ、
なにか……んぁあっ……上がってくる……っ!」

イブキ
「あっ、あ、あ、ぁ……あぁあああンッ!
お、王子、一緒、いっしょだぞ……?
ん、んちゅ、ちゅる、れるっ、レロ、れちゅル……」

上と下、双方の口で舐めしゃぶられ、
めくるめく快楽のるつぼに
心身がドロドロに溶かされていく。

白く霞んでいく意識の中で、
亀頭の先がちゅっと甘く吸われるような感覚を覚えた。

途端に腰奥で激情が弾け、
圧倒的な解放感とともに
鈴口を割って盛大にほとばしった。

イブキ
「ん、んむ、んんんんンンン~~~ンンッ!」

刹那、俺の唇に塞がれたイブキの口から
くぐもった悲鳴が漏れる。

ぬるぬると互いの舌を淫らに絡ませながら、
出したての精液でぬるつく膣内を往復して、
甘い痺れのような射精の快感にしばし耽溺した。

イブキ
「ん、んちゅ、ちゅっぷ……ぷぁあッ!
はぁ、はぁ……あぁ、あたたかい……っ。
これが……んんっ……王子の……あっ、ふぁぁ……」

初めて子宮に子種を注がれる感覚を、
イブキはうっとりと瞳を蕩かせて甘受する。

ねだるように収縮する膣に
最後の一滴まで搾り取られると、
そのまま俺はイブキの上に力なく崩れ倒れた。

イブキ
「……ふふっ、よくやった……はぁ、はぁ……、
んっ、ぁぁ……ちゃんと、上手に……あっ、ぁ……、
わたしの、膣中に……射精できたな……ふふっ、偉いぞ……」

双腕で俺を抱きしめながら、
イブキは我が子をあやす母のように
優しい手つきで俺の頭を撫でてくれる。

母なる海をも思わせるその圧倒的な包容力に、
いつしか、身も心も抱かれながら眠りに落ちたい
という情けない想いが胸先に満ちていた。

イブキ
「どうした……?
そのように、ぎゅっと抱きついてきて……」

イブキ
「ふふっ……そうか……キミは、
ベッドの上では少し甘えたがりのようだな……」

イブキ
「だが、そういうところも愛らしい……」

イブキ
「……英雄であろうと、弱さを持たなくては、
それは……人ではなくなってしまうからな……」

穏やかな声音が、俺の耳に優しく触れ、
緩んだ心に甘く、染みこんでいく様だ。

このまま、眠ってしまってもいいのだろうか……。

イブキ
「ああ、私の腕の中で、眠れ……王子」

イブキ
「大丈夫……私が、傍にいるから……。
……何も、心配はいらない……」

イブキ
「目が覚めたら、キミはまた、
皆の英雄であらねばならないのだ……」

イブキ
「だから、今だけは……一人の男として、私に甘えるといい」

そう言ってイブキは、俺の唇に短いキスを与えると、
慈愛に満ちた笑みで以て俺の心を包み込むのだった。