イザベル寝室3 シーンテキスト

イザベル
「王子……?」

返事をしたいが、もう一度その声で呼ばれたくて
あえて無視をすると、イザベルが困惑の表情を見せる。

イザベル
「お休みでしたか……」

そろそろまずいか、とようやく返事をすると
彼女が部屋に入ってきた。

イザベル
「申し訳ありません、お休み中だったのに……」

名前を呼ばれたかったから黙っていたことを話すと、
彼女が顔を真っ赤にする。

イザベル
「な、名前くらいなら……何度でもお呼びします……」

とたんに顔を赤らめる彼女が愛おしく、
思わず目を細める。

イザベル
「あの、今日伺ったのは……その……」

彼女にしては珍しく口ごもっている。

どうしたのだ、と言葉をかけようとした時、
いきなりイザベルは自らの服に手をかけ始めた。

唖然とする俺の前で、
彼女はあっと言う間に生まれたままの姿を晒す。

そして、イザベルは胸元に指を這わせながら呟いた。

イザベル
「……以前、王子につけていただいた跡が消えてしまいました」

イザベル
「ですから……また、王子に……つけていただきたいと……」

頬を染めながらも告げる彼女の姿に、
例えようのない熱が身を埋め尽くす。

イザベル
「あなたのキスで……、
私が王子だけのものであるという証を、刻んで下さい……」

その言葉を脳が理解するのとほぼ同時に、
俺は彼女をベッドへと押し倒した。

仰向けになった彼女が、俺を見つめて微笑む。

イザベル
「初めは……王子とこんな風になるなんて
思ってもみませんでした……」

イザベル
「でも私のなかで日に日に王子の存在は大きくなっていって……」

イザベル
「この想いは……もう、誰にも止められないのです……」

――その声が好きだった。

イザベルという少女の全てが愛おしい。

だからこそ、少しでも想いを伝えたいと
俺は彼女の肌に触れる。

イザベル
「あっ、ン…………おう、じ……」

最初は指先で。

次に唇で、彼女に触れていく。

そしてゆっくりと、
二人しか知ることのできない場所に赤い花弁を散らしていった。

イザベル
「ふぁ、ぁ……王子……大好き、です……んっ、ぁ……」

滑らかな白肌に、
己の者であるという紅の証が刻まれる。

イザベル
「嬉しいです……王子」

イザベル
「もっと……私を、愛していただけますか……?」

情愛に潤むイザベルの瞳が、
途方もない美しさを湛えてきらめいている。

そんな彼女に招かれるようにして、
俺は自らの膨らみすぎた欲望を曝け出して、
彼女の秘部へと押しつけた。

イザベル
「あぁっ、ン……王子の、もうこんなに……硬くなって……あっ、
はぁ、ぁ……いいですよ……きて、ください……」

イザベル
「あなたのそのたくましさで……私を、愛して……」

開かれた両腿の間に腰を押しつけて、
ゆっくりと彼女の中へと入っていく。

すでに十分に濡れていた膣内は、
温かく肉棒を抱きしめて招き入れた。

イザベル
「あぁあんっ……はぁ、ぁっ……んっ、んんぅ……」

イザベル
「王子……あっ、ぁあ……すごく、大きい……ふぁ、ぁっ……、
前よりも、ずっと……んっ、ふぁあっ……」

互いに想いを通い合わせてからというもの、
愛しさは募るばかりだった。

だからこそ、心だけで無く、
身体も彼女を求めてしまっている。

イザベル
「ふぁっ、ああっ……王子、すき……です……んぅっ、
あっ、ぁああん……やぁ、ああっ……あなたと、
一つになれることが、こんなにも幸せだなんて……あぁ、ン……」

互いに抱き合って唇を重ねながら、
俺は腰を動かし続けた。

イザベル
「んふぅっ、ちゅっ、ちゅぷるっ、んふぁっ……あっ、ふぁあんっ……、
おうじ……はぁ、あっ、ぁああんっ……!」

蕩けていくイザベルの美しい顔が綺麗だった。

そして、押しつけていた唇をゆっくりと下げていき、
彼女の豊かな乳房へと舌を這わせ、吸い上げる。

イザベル
「ひゃああんっ! んっ、んんぁっ、はぁああんっ!
らめれすぅっ、お、おうじぃっ……あっ、ぁああんっ……、
胸と、一緒にだなんて……はぁ、あっ、ンンッ……!」

同時に責め立てられたイザベルの身体が、
それまでとは比べものにならないほどの反応を見せる。

より大きな快感を与えたいという想いが、
更に激しい腰使いになっていく。

イザベル
「あっ、ぁああっ、ぁああんっ、んふぁあっ、あぁあんっ!
も、もう……限界、れすぅっ……んっ、んんぅッ……、
王子、わたし……ヘンに、なっちゃいますぅぅっ……!」

彼女の中で高まっていく快楽の波頭が
更に膣内の締め付けを厳しくしていくようで、
こちらも限界を一気に近づけさせられる。

イザベル
「んぁっ、あぁ……王子も、もう……限界、なんですね?
あっ、ぁああんっ……なら、いっしょに……んっ、ふぁあっ……、
一緒に、イきたいです……ふぁっ、ああっ、ぁああんっ……」

俺の背に回った彼女の手に強い力が加わる。

求められているという実感がただひたすらに嬉しくて、
俺は最後の苛烈さを抽挿に宿していった。

イザベル
「ふぁあんっ、んっ、んんぅっ……もう、イっちゃう……っ!
はぁっ、あぁあっ……おうじも、いっしょ……にぃっ、あぁあっ……、
おねがい、れすぅ……ぁあっ、一緒に、イッて……ふゃああんッ!」

一際大きな嬌声と共に彼女の身体が愛らしく震えると、
温かな膣内が厳しく男根を締め上げ、
奪われるようにして濁精が解き放たれていった。

イザベル
「あぁぁああっ、ンッ……あっ、ぁああああ……っ、
でて、ますぅっ……王子の、せーえき……はぁ、んんぅッ、
いっぱい、私の、なかぁっ、あっ、ああぁっ、やぁああんっ……!」

イザベル
「ぜんぶ、くださいぃっ……あっ、ぁああんっ……、
おうじの……すべて……ふぁっ、あぁあっ……、
私を……あなたのものに、して……くださいぃ……」

そうして全てが吐き出されると、
互いに冷めやらぬ熱を持ち寄るようにして抱き合った。

ベッドの上で彼女と何度もキスをし、
互いに愛しさを言葉にして伝え合う。

イザベル
「……もう、あなた無しでは生きていけません……王子」

イザベル
「だから……私の前から……いなく、ならないでください……」

彼女が少しだけ悲しそうな表情を見せながら、
俺に強く抱きついてくる。

イザベル
「もう……大切な人と離れるのは、いやです……」

イザベル
「……私が、命をかけて……あなたを守ってみせます……」

イザベル
「だから……私を、ひとりにしないで……」

愛しさと悲しみが涙となってイザベルの頬を濡らす。

だから、俺はより確かな力をもって彼女を抱きしめた。

――絶対にひとりにはしない。
そう囁いて、彼女の頬にキスをする。

イザベル
「はい……」

イザベル
「あなたの言葉を……私は信じます」

イザベル
「だって……」

イザベル
「大好きな……あなたの言葉ですから……」