イザベル寝室1 シーンテキスト
イザベル
「ここの空気は……、あちらと比べて
穏やかですね」
あちらとは帝国軍の事をいっているのだろう。
彼女はぽつりとこぼすと、愛馬の体を撫でる。
馬小屋に一人でいた彼女に声をかけてみると、
彼女はふとそう話し始めた。
イザベル
「国の主という同じ立場でも、こんなに違いは
出るものなんですね」
イザベル
「王とは厳格で、私のようなものが気軽にお話
出来るような方ではないと思っていましたから」
彼女がどこか一歩距離を置いているのは、
そのせいなのだろうか。
もともと敵国にいたのだから無理もないかもしれない。
イザベル
「あなたが陛下と違うことは
わかっています。ただ……距離の縮め方を
私は知りません」
普段はクールな彼女だが、どこか不器用さを
思わせるその様子に思わず苦笑が零れる。
俺はふとあることを思い付き、
彼女に近づく。
イザベル
「……? なにか……ッ!!」
その顔を持ち上げキスをすると、
彼女の目が見開いた。
イザベル
「んっ! ……ちょ、いきなりなんですかっ」
少しでも距離を縮めようと思っただけだ。と
伝えると、彼女が顔を真っ赤にしながら
こちらをみる。
イザベル
「だからってなんでこんな……!
大体、ここは外……っ」
思わず彼女が後ずさるが、
すぐ後ろに柵があり逃げ場はない。
俺は彼女の下半身の衣服を脱ぎ去り、
その白い素肌を露わにさせる。
イザベル
「服が……ッ、あなたは一体何がした……い……っ」
身をかがませ、そのまだ濡れていない秘部に
舌を這わせると彼女の体が反応した。
イザベル
「んんっ……」
逃げられないように足を腕で固定し、
舌を伸ばして秘部の周りから責めていき
二枚の花弁をなぞるように舐めていく。
イザベル
「や……めて……っ、あっ……」
少し顔を出しているつぼみに触れれば、
彼女の声は甲高くなり足を閉じようとするが
それを制止する。
イザベル
「こんなところ……で……っ、
やめ……。誰かに、見られたら……」
見られるかもしれないという羞恥心からか、
じわりと秘部から愛液が零れてくる。
イザベル
「あ……っ、こんな……ちが……っ」
言葉とは裏腹に舐めるほどに、
舐めきれない愛液が太ももを伝う。
イザベル
「あっ……、ふぁ、んんっ……」
つぼみを吸い上げ、舌でころころと弄ると
彼女の体がその度に震える。
いつ人が来るかもわからない状況も相まって、
その体は敏感に反応していた。
イザベル
「こんな……こと……っ、
あぁあッ……!!」
彼女から甘い声が零れるたびに舌の
動きは速くなり、俺自身も鼓動が高鳴っていく。
やがて無意識なのか、言葉では抵抗しつつも
体は正直に舌を求めるように秘部を押し付けてきた。
イザベル
「ひゃ、ぁ……っ、んんっ、あっ、あっ、
そこは……、ふぁ……ッ!!」
赤く熟した果実のようなクリトリスを強く
吸い上げたとき、彼女は一際高い声をあげて
絶頂を迎えた。
イザベル
「……こ…………こんなところでっ!
い、一体なにを考えて、いるんですか……っ」
崩れ落ちそうになる体を柵で懸命に支えながら、
彼女がきっとこちらを睨んだ。
だが感じていただろう? と言わんばかりに
口元についた愛液をなめれば、
その顔をますます赤くさせた。
イザベル
「なんで、あなたは、いつもそう強引に……」
距離を縮めようとしたんだが……と言えば、
彼女からは「他にもやり方はあるでしょう!」と
返された。
イザベル
「こんなに強引な縮め方は初めてです!!」
怒らせてしまっただろうか。
どうしたものかとうなり声を上げていると
彼女が小さくつぶやいた。
イザベル
「……あなたでなければ、殺しているところです。
まったく……」
その顔は先ほどの怒っている表情とは違い
恥ずかしさや照れくささが入り混じったような
複雑なものに見えた。