アンナ寝室2 シーンテキスト

前回の事があってから、俺達は戦い以外の場では
お互いを意識するようになっていた。

そんな中で、俺も今度こそは。と覚悟を決め、
改めてアンナを寝室に呼んだ。

アンナ
「それでその時王子が……」

呼んだといっても他愛のない話をするだけで
一向に切り出せず、時間だけが過ぎていく。

アンナ
「……」

そんな俺をアンナが諭すように会話を止め、
距離を縮める。

アンナ
「王子。前回私がお伝えしたこと……、
覚えていらっしゃいますか?」

アンナ
「王子と出会い、共に戦うと決めた時から
私のすべてはあなたのもの。
そして、私の想いが変わることなどない、と……」

そう言ってアンナが俺の手を優しく握った。
視線は俺をまっすぐに見据え、揺らぐことはない。

アンナ
「それは今でも同じです。
私は、ずっと王子のお側におります」

握った手は指を絡め、もう片方の手は自身の胸へ。
彼女の瞳は俺を写し続け、俺も目線を逸らせない。

アンナ
「愛しております、王子」

その偽りない彼女の言葉に、俺はまだ少し戸惑いつつも
受け入れた。

以前は彼女に触れることをためらっていたが、
今なら自然とその素肌に手を伸ばすことができた。

アンナ
「んッ……、王子の手、冷たいですね……。
緊張、してますか?」

服を脱がしていき、アンナの首筋に指を這わせていくと、
ふとそう聞いてきた。

そうかもしれないな。と返すと、「私もです。同じですね」
と、小さく笑った。

手から零れそうなほどの胸を包み込み、
その感触を確かめるようにゆっくりと揉んでいく。

アンナ
「あ、んッ……、んんっ」

緊張からくる俺の手の冷たさが、体が火照り始めている
彼女の胸に刺激を与えていく。
その姿に俺の中の熱も上がり始める。

胸の先のぷっくりと浮き出た淡いピンクの突起に舌を
這わせれば、彼女が目を細める。

アンナ
「ああんっ! 王子の舌っ、
すごい、熱い……ですっ」

徐々に互いの緊張もほどけていき、
体温だけが上がっていた。

突起を甘噛みすると腰がびくっと動き、
微かに甘い香りが鼻をくすぐる。

アンナ
「あっ、王子、そこ、はぁっ……」

その香りに導かれるように下へ顔を向けると、
見てわかるほどに彼女の下着にジワリと染みが
できていた。

アンナ
「恥ずかしい……です……っ」

頬を赤く染め、顔をそむける彼女にもっと見せてくれ。
と告げ、下着を脱がし足を押し広げる。

アンナ
「お、王子っ……!?
そんな、このような格好……っ」

とろっと愛液が秘部から零れている。
見られている、という恥ずかしさからか、
ひくひくと痙攣していた。

なるべく負担をかけさせないように秘部に指を入れ
中をほぐしていく。

アンナ
「ンぅうっ、つぅっ……」

痛みがあるのか、わずかに顔が歪む。
しかしすぐに元にもどり、俺と目が合うと
笑みを浮かべた。

アンナ
「すみません、少し痛くて……。
でも嬉しいんです。王子からこうして
与えられていることが……」

アンナ
「王子の優しさも、嬉しさも、痛みも
私にはすべてが愛しいんです……」

照れたように笑う彼女とその想いが嬉しく、
俺は彼女に口づけを落とす。

アンナ
「んちゅっ、はぁ、んっ、んんッ」

指を引き抜き、すでにそそり立つペニスを
入り口にあてがう。

彼女に目線を向けると、アンナはゆっくりと
頷いた。

なるべく痛みが少ないように
ゆっくりと中に入っていく。

初めてなせいか指でほぐしたとはいえ
中は予想以上にきつかった。

アンナ
「っつぅ……! あっ、はぁ、ああッ、
く、ぅ……」

ようやく彼女と一つに――。
そう思うと気持ちが先走りそうになるのを
抑えつつ、処女膜を破り奥まで押し進めた。

アンナ
「あぁ、やっと王子と、一つ、に……っ
んッ、私は、大丈夫ですから……」

それが嘘だとわかりつつも、彼女の思いに
ゆっくりと腰を動かしていく。

アンナ
「んぁッ、んっ、あっ、ふぁ、ぁあんっ」

ペニスを引いたとき、処女膜を破った影響か、
わずかに血がにじみだした。

それにまたゾクリとし、興奮したのか自身が
反応する。

アンナ
「ひゃあっ! 王子のが、また、大きくっ……!
あっ、んぁっ」

最初は苦痛に顔を歪ませていたが、
律動がスムーズになるにつれアンナの声に
艶が出はじめた。

アンナ
「ふぁあんっ、ンッ、あンッ、あっ、あっ」

次第に秘部から音もなり始め、
彼女のなかで快楽が勝りつつあるのを
感じる。

アンナ
「あっ、あっ、んぁあっ、そこ、
んぁッ、気持ち、いい、ですぅっ」

彼女の腰も快楽を求め自然と動き出す。

アンナ
「あああっ、すごいっ、中で擦れて、
ますぅッ……! んぁあっ、あぁあっ!」

互いに限界が近づいてきているのか、
膣内がペニスを包む力が増していく。

竿全体を溶けそうなほどの熱が襲い、
俺自身も絶頂へ導かれていた。

アンナ
「王子っ、共に……、んぁッ、あっ
ふぁ、あんッ、愛しています、王子っ、
ずっと、ずっと、おそ、ばにぃッ」

彼女の腰の震えに、俺自身もスピードを上げ
奥へとペニスを導く。

アンナ
「わた、し、イっちゃ、んぁっ、王子っ
ああッ……!!」

びくんっと彼女の腰が弓なりに反る。
膣内が一気にペニスを締め付け、
溜まった欲望を外に吐き出した。

アンナ
「あああっ……、私の中に、いっぱい……」

初めての行為で疲れてしまったのか
アンナは息をゆっくりと吐きながら体を
横たわらせている。

アンナ
「私は……これからも王子の隣を歩きたいです」

その言葉に「もちろんだ」と返すと、アンナは
嬉しそうに頬を緩ませた。
そして、そのまま俺たちはもう一度口づけをした。