アリス寝室3 シーンテキスト

――おてんば姫。
あだ名のとおりだな、と思いつつ、
俺はされるがままに、アリスに組み敷かれていた。

アリス
「今日は私が王子様にご奉仕する番ですからね!」

腰の上にまたがったまま、胸を張るアリス。
はだけられた胸元で、たわわな双丘が柔らかに揺れる。

アリス
「私、よーく考えたんです」

アリス
「ようやく王子様は私と毎晩のように……えぇと……
イ、イチャイチャ……を、してくれるようになりましたが!」

アリス
「いつも王子様が私を気持ちよくしてくれるばかりで、
私の方からは何もしてあげられていないのでは……と!」

イチャイチャという言葉すら恥ずかしがる様は、
初めて繋がった夜から全く変わっていないようだった。

うぶな反応はそのままに、
夜の交わりを楽しみにしている様は、とても愛らしいものである。

彼女のきらめく表情を見つめつつ、
今夜はアリスが奉仕をしてくれるのか? と問いかけると、

アリス
「そのとおりです!
今夜は私におまかせください!」

夜をどれだけ心待ちにしていたのだろうか、
アリスの秘所は既に、零れんばかりに潤っていた。

彼女は両手をこちらの腹に添えたまま、
器用に肉棒の先を秘穴へと収めて行き、

アリス
「んんっ……あっ……ふぅ……」

抵抗ひとつなく、肉棒はアリスの最奥に辿り着いた。

隙間なく、ぴったりと噛み合うように二人は繋がり合い、
行き場をなくした愛液がじゅぷりと溢れ出す。

アリス
「あ、びくんってしましたよ、王子様のおち○ちん」

アリスは悪戯めいて微笑む。
攻められる側でない分だけ、普段よりも余裕があるのだろう。

一方の男根側は、柔らかな膣壁の感触に期待を膨らませ、
所有者の意志とは無関係に脈打っていた。

アリス
「これからいっぱい、びく♪ びく♪ させてあげますからね?」

アリス
「いつも私を気持ちよくしてくれる、大好きな王子様に、
今日は目一杯気持ちよくなってもらうのですからっ」

そうアリスが宣言した直後、
根こそぎ精子を搾り取られるような快感が腰を貫いた。

尿道の奥から根こそぎ吸い上げるような締め付けに、
腰が無意識に跳ね上がる。

アリス
「きゃぅっ!?」

アリス
「もう……王子は動いちゃダメですってば。
今日は私が攻めるんですよ? えいっ、えいっ!」

掛け声と共に、アリスは軽々と腰を上下させ、
その度に、異様な吸引が愚息を襲う。

強すぎる快楽から逃げようと、
無意識に腰が跳ねるが、アリスは一切の容赦をしてくれない。

アリス
「気持ちいいでしょうか……? えいえいえいっ!」

射精感とは一切関係なく、
強制的に精液を引きずり出されそうだった。

――攻める側に回ったおかげなのだろうか?
アリスは余裕のある素振りを見せつつ、
膣口で肉茎を強力に締め付けてくる。

それによってぴったりと密着した結合部に、
強力な真空状態を生み出しているかのようだった。

アリス
「……ふぁ……んんっ
王子様のびくびく跳ねて……きもち、ぃ……んぁあっ」

このままではアリスの中を堪能するより前に、
子種が根こそぎ吸い取られてしまう。

アリス
「あっ……んんっ……きゃぅっ……♪」

甘くとろけた表情のまま、アリスは俺の上で軽やかに跳ねている。

早漏の烙印は何としても避けたいが、
アリスの奉仕に水を差すこともまた避けたい。

唇を噛み締めたまま、
竜巻のような奉仕に耐え続ける以外に道は残されていなかった。

アリス
「王子様が……いっぱい可愛がってくれて……っ
いつも……幸せ……なん……です……っ」

アリス
「だから、大好きな……ひゃぅッ……おうじ、さまに……ぃあっ」

アリス
「いっぱい……いっぱいぃっ……!
気持ちよくなって……欲しくてぇっ」

準備体操のような身軽さで、アリスは軽快に身体を跳ねさせる。

彼女の軽い上下運動のひとつひとつが、
こちらにとっては決壊の瀬戸際を行き来する綱渡りであった。

もはや早漏の誹りは免れないだろう、
せめてもの反撃にと、目の前で揺れる乳房に手を伸ばし――

アリス
「ひゃぅぅうっ!?」

反撃は逆効果だった。

下から持ち上げるように大きな乳房を掴むと、
驚いたアリスはこれまで以上の締め付けで愚息を襲撃する。

抵抗する間もあるはずがなく、
叩きつけるような勢いで精液が放たれてしまった。

アリス
「おっぱいは禁止ですぅ……うぅぅぅ……」

潤んだ瞳が、果てたばかりの俺を射抜く。

アリス
「王子様に触られるだけでも……変になってしまうので……」

片手で溢れんばかりの胸元を隠しながら、
アリスは平然と上下運動を再開した。

達したばかりの肉棒に、
これまで以上の吸引と快楽が波状攻撃めいて押し寄せる。

アリス
「今日は……んぁっ……アリスの……ここで、
あぁッ……果てて……くださいね……っ!」

アリス
「ひゃぅぅっ……さっき、よりぃ……んぅっ
ぬるぬるしてきた……気がしますぅ……っ!」

その潤滑液の正体は精液なのだが、
アリスは気付かず、踊るように身軽な上下運動を繰り返す。

柔らかく靭やかな膣壁の感触と、
強烈な吸引の落差を愉しむ暇もなく、
愚息には第二の危機が迫りつつあった。

アリス
「ぬるぬる、すご……ひぁあっ!?
また、変になりそう……ですぅ……ぁあッ!!」

アリス
「ふぁぅぅっ……あぁっ……ひぁあああッ!!」

アリス
「王子様ぁ……っ!
好きです……大好きですっ!!」

アリスの嬌声と同時に、
精巣ごと吸い出すかのような強烈な収縮が肉棒を襲う。

耐えることなど出来るはずもなく、
二度目とは思えない程の濁流をアリスの最奥へ解き放った。

アリス
「王子様の……びくびく、して……
また気持ちいいのがぁっ……んぅぅぁっ!?」

精液の貯蔵を吸い尽くされたような錯覚に陥った直後、
とどめを刺すようにアリスの膣口がきつく俺を締め上げる。

管に残っていたなけなしの精液が、
どろりと溢れ出す感覚が追い打ちのように背筋を震わせた。

アリス
「ぁ……ふぁ…………」

甘くとろけた表情で、
アリスは俺にしなだれかかり、余韻に浸っている。

――苛烈な奉仕だった。
そう考えながら、アリスの頭を撫でてやる。

アリス
「王子様ぁ、どう……でした……?」

しばし黙考し、アリスの奉仕を思い返しつつ、
彼女の耳元に答えを囁きかける。

アリス
「……えっ?」

アリス
「王子様が感じた気持ちよさを、
次は私に味わわせてくれるの……ですか?」

アリスの懸命な奉仕を嬉しく思いつつも、
いとも簡単に果てさせられた仕返しもしたいところだった。

反撃に備えて呼吸を整えつつ、
しばらくの間、彼女の甘い髪の香りを愉しむのだった。