アリス寝室1 シーンテキスト
アリス
「……」
数回のノックの後、アリスが俯きながら
寝室に入ってきた。
そのまま俺の隣に腰かけるが、
彼女は何も話さない。
どうしたのか尋ねると、
彼女は拗ねた様子で俺を見上げた。
アリス
「あなたのお側に……いたいんです」
アリス
「王子様を見るたびに、想うたびに胸が苦しくなって……。
こんな気持ち初めてです」
見ると、彼女の耳は真っ赤に染まっていた。
見た目とは裏腹にこの拳のもつ威力に
最初は度肝を抜かされたものだが、
やはり中身は普通の女の子なのだ。
アリス
「王子様……。このまま……」
吸い寄せられるようにそのまま互いに
口づけをすると、舌を絡ませて軽く
吸い上げる。
アリス
「んちゅ……っ、んふぅ……」
中で互いの唾液が混じり合い、
口を離すと透明の糸が引かれた。
アリス
「王子様……、もっと……触れ……て……、
ん、ちゅっ……」
触れるだけのキスをして、
彼女の後ろから手を回し
その素肌を確かめていく。
アリス
「あっ……、ん、ぁ……」
ざらついた舌で素肌を堪能し、
手で胸の感触を味わう。
そのまま胸を揉みしだき、
強弱をつけると彼女の口から
甘い言葉が零れ始めた。
アリス
「揉まれている、だけ、なのに……っ、
感じちゃう……」
そのまま胸の突起に触れるか触れないかの
感覚で撫でる。
アリス
「ふあ……っ、あっ、んぁ!
あ……」
指先でぐりぐりと突起を軽く押しつぶしたり
摘めば、さらに甲高い声が響いた。
アリス
「そこ、強く……されたら……っ、
あっ、ん……っ! 王子、様っ…………」
アリス
「んぁあ……、あんっ……、
アッ、ふぁあっ……」
彼女の甘い声に刺激され、
俺自身の体も熱くなってくる。
アリス
「あっ、きゃ、ぁぅ……、んぁ……っ!!」
体を小さくビクつかせる彼女の首筋に
顔をうずめると、ふわっとした甘い香りが
鼻をくすぐった。
その香りに酔いしれつつ、耳に入る彼女の
息づかいでさらに脳が麻痺していく。
アリス
「ん……、お……うじっ、様ぁ……!
だめ……ですっ……、このままだと、
わ……たし……ッ」
アリス
「あっ……、もう、んんッ……!
王子様……ッ!」
彼女の絶頂に合わせるように突起を
ピンッと強く摘むと、体を小さく
ひくつかせた。
アリス
「あ……、体が……、急に……
変に……なっちゃいました」
アリス
「これからはもっと、私にかまってくださいね?」
言いつつこちらをみる彼女の頬は染まり、
その瞳は潤んでいる。
まぶたに軽くキスを落とすと、
照れたように小さく笑った。