アリシア寝室2 シーンテキスト

アリシア
「王子……恥ずかしい、です……」

ベッド上で仰向けになったアリシアは、
両手で胸を隠しながら、もじもじと太ももを寄せて
未だその身を晒しきることが出来ずにいた。

アリシア
「こうなることは分かっていたのに……
いざ王子の前に、こんな粗末な身体を見せるとなると……」

何を恥じ入ることがあるんだ、と
俺は彼女の腹部に舌を這わせた。

染み一つない未踏の雪原のような
美しい白肌はどこまでも滑らかで、
ただ触れているだけで心地良い。

アリシア
「んっ……だ、だめですよぉ……、
そんなところ……舐めちゃ……ふぁ……ぁッ……」

ぴくん、と愛らしく身体を震わせるアリシアに笑いかけると、
彼女は少しだけ困ったようにその整った眉をひそめた。

アリシア
「王子は、いじわるです……」

よく言われる、と返すと、
アリシアが小さく笑った。

アリシア
「でも、本当はすごく優しいです……」

アリシア
「だから、わがままを言います……」

アリシア
「すごく恥ずかしくて……
それに……たまらなく、怖いので……、
その、もう一度だけ……キスをしてくれませんか……?」

それで落ち着くのなら、と
俺はアリシアの小さな唇に口づけをした。

そのまま口内に舌を滑り込ませると、
アリシアは戸惑いながらも、
徐々に舌を絡みつかせてきた。

アリシア
「んっ、ちゅ……ちゅぷ……んぅ……ふぁ、ぁ……、
ふぅ……んん……ちゅる……」

少しだけ安らいだ様な表情で、
アリシアはそのまぶたを閉じ、
俺とのキスに意識を向けているようだった。

アリシア
「ちゅ……んっ……ぷぁ……ふ、ぁ……、
王子……ありがとうございます……。
もう、大丈夫です……」

俺を見上げる瞳が、
先ほどよりも優しい輝きに満ちている。

アリシア
「私の初めてを……王子に捧げます……。
受け取って……頂けますか……?」

彼女の言葉に応えるように、
俺はゆっくりと自分自身を
彼女の秘所に宛がった。

アリシア
「はい……来て、下さい……」

アリシアに対する愛しさと情欲によって肥大した
ペニスの先端でもって、
ゆっくりとその美しい淫華を広げていく。

既に愛液で十分に濡れた陰唇は、
さしたる抵抗もなく俺を受け入れてくれた。

アリシア
「んっ……ぁ……」

アリシアの秀麗な顔に、
不安の陰りが流れ落ちる。

誰も通したことのない彼女の膣内は
奥へ行くほどに狭くなり、これ以上の侵入は
許さないというほどにきつくなっていった。

もっと力を抜いてくれ、と
彼女に囁く。

アリシア
「ふぁっ……んっ……ご、ごめんなさい……。
王子のこと……信じて……いるのに……ふ、ぁあっ……、
やっぱり……怖くて……んんっ……」

恐怖と当惑で
どうしようもなくなってしまったアリシアの手を、
俺はゆっくりと握った。

アリシア
「王子……」

大丈夫だから、と
指先に力を込めると、
アリシアが小さく頷いた。

アリシア
「はい……」

彼女の言葉と、微かにみせた笑みを契機として、
俺は亀頭の先に感じていた一際強い抵抗感に向けて、
ペニスを突き入れた。

アリシア
「んんっ、ぁっ……いッ、ぁ、あァっ……
王子が、はいって……くる……んっ……んンっ……」

破瓜の痛みに耐えながらも、
俺を受け入れようとしてくれているのが分かる。

気づけば、すでにペニスは
根元までアリシアの中に入り込んでいた。

アリシア
「ふぁあっ……ぁっ……王子と、繋がった……、
今、はっきりと……んっ……感じて、います……」

涙混じりの微笑が、
有り得ないくらいに美しかった。

アリシア
「心配、しないで……動いて、ください……んっ……、
ふ、ぁ……これでも、近衛騎士です……あ、んっ……、
痛みには、強いんですからね……」

彼女の健気な言葉に応じるように、
俺はゆっくりと腰を動かし始める。

アリシア
「あ、んっ……んっ……んんっ……
すごい、です……ふぁ、ぁあっ……、
王子の、どんどん……大きく、なって……あぁッ……」

動き出した肉鉾に、
熱いほどの媚肉が優しく絡みつき、
甘い痺れが総身に奔った。

アリシア
「んっ、んんっ……あっ……ぁあンっ……、
ご、ごめんなさい……変な、声……出て……ゃあんッ……」

そう言って口元を手でおさえると、
アリシアは恥ずかしそうに瞳を閉じてしまった。

その手を握って、
初々しく火照った愛らしい顔を再び露わにさせ、
気にすることはない、と囁くとアリシアが俺を見つめ直した。

アリシア
「……ふぁっ、ぁっ……うぅ、んふぁっ……でも……んッ……、
王子に……えっちな女の子だって……ぁっ、ぁあンっ……
思われたく、ないです……んっ……んんっ……」

アリシア
「あっ、んっ、ぁあっ……わ、私……もう……、
痛みよりも、気持ちよさの方が……あっ、ぁあン……、
大きくなってて……王子、ごめんなさい……んっ、ゃあンっ……」

気づけば、
先程まで痛みと怯えに歪んでいたアリシアの美麗な顔に、
快楽に悦ぶ艶やかな色が浮かび始めていた。

彼女の小さな口から漏れ出す
甘やかな嬌声に俺の劣情が膨らみ、
もっと気持ちよくなってほしいと腰の動きが速まる。

アリシア
「ひぁンっ、んんっ、お、王子……はぁ、んンっ……!
そんな、激しくされたら……あっ、ぁあっ、やぁあンっ……!」

抽挿の動きに合わせて、
アリシアの美しい双乳が揺れる。

少しでも気持ちよくなってもらおうと、
つんと立った愛らしい乳首を乳輪ごと口に含んだ。

アリシア
「――ひゃあんッ!」

硬くなっていた乳首を唇で挟むと、
アリシアの身体がビクンと下顎を
見せつけるように仰け反る。

同時に、彼女の愛液に満ちた膣道が迫り上がり
引き込まれるようにペニスが更に奥へと沈み込んでいく。

アリシア
「ふぁあンッ! 王子のがっ……あっ、はぁあんっ……、
一気に、奥まで……んんっ……だめっ、んんっ……、
深いところまで、届いて……ぁあンッ!!」

破瓜の痛みを払拭するほどの
快感にざわめくアリシアの膣壁が、
キュウキュウと肉棒を締め付けてきた。

あまりの強圧と刺激に果ててしまいそうになったが、
腰の奥からこみ上げる衝動に耐えるように、
アリシアの乳首をより強く口に含んだ。

アリシア
「んんンっ、王子ぃ……そこ、ダメですぅっ……、
あっ、はぁっ、ん……胸と一緒に……、
ナカに、出し入れされたら……あっ、あぁっ、ゃぁあンッ!」

次々と押し寄せる快楽に耐えるように
アリシアは唇をきゅっと噛みしめる。

ちいさな肩やほっそりとしたあごを震わせる様が、
小動物のようで可愛らしい。

アリシア
「んふぁっ、ぁあっ……王子……んんっ……、
私の胸、そんなに……気に入ってくれたの、ですか……?」

その言葉に向けて肯定の意を表するように、
俺は乳肉ごと乳首を吸い上げて、
愛らしい乳頭を飴玉のように舌先で転がした。

アリシア
「はぁあっ、あっんんっ……私の胸……んっ……、
アンナお姉様、よりっ……大きくないです……んぁっ……、
そ、それでもっ……んふぁっ……いいの、ですか……?」

何かにつけてアンナと自らを比べて卑下する
アリシアのその悪癖を正すように、
俺は勢いよくペニスを膣奥へと突き入れた。

アリシア
「ふぁぁあんッ! んっ、んんっ、ぁあんっ!
また、ナカで大きくなって……んふぁっ、ああ、んンっ……、
王子、激しすぎます……あぁっ、やぁあンっ……!」

突然の激しい抽挿に、
ただでさえ狭い膣道が
痛いくらいに男根を圧迫してきた。

奥へいけばいくほどにひだが厚く重なっているのが分かる。
その一つ一つを掻き分けて進み、
コツンと亀頭で子宮口をノックした。

アリシア
「はぁあんっ……! んんんっ、あッ、ゃあっ、あぁンっ……、
王子の、が……私の知らないところに、あたって……んんっ……、
そこ、だめぇっ……コンコンって、しないで下さいぃぃっ!」

嫌がる言葉を口にしながらも、
アリシアの腰がわずかに動き始めている。

カリ首や亀頭の先端を
自分の気持ち良いところに当たるように
探っているようにさえ見えた。

アリシア
「あっ、はぁっ、んんっ……あっ、ふぁあっ……王子ぃっ……、
私、このまま、だとっ……んふぁっ、ああっ……、
変にっ、なっちゃいますぅっ……あっ、やぁあっ、んふぁンっ……」

熱く潤んだ雌肉と膣ヒダが、
裏筋やカリ首を絶え間なくこすりあげ、
どこまでも快楽を与えてくる。

アリシア
「ああんっ、んっ、んんっ……気持ちよすぎて……、
おかしく、なっちゃいそうですぅっ……あっ、はぁんっ……、
あんッ、んふぁっ……こんなの、らめれすぅぅぅッ……!!」

幼子のようにいやいやと首を左右に振りながら、
アリシアが艶めかしい声を上げる。

絶頂が近いのか、愛液に濡れた彼女の内ももが
ビウビクと切なそうに痙攣しているのを眼にした俺は、
そのまま一気に腰の動きを加速させた。

アリシア
「やぁあアンっ! あっ、ああっ、はぁッ、んんンッ!!
な、なにかっ、奥から、あぁっ、ふあぁっ、ああんっ……!
キちゃ、う……ふぁっ、あっ、ああっ……王子ぃぃいッ……!」

悲鳴のような嬌声をあげると同時に、
アリシアの身体が大きく仰け反った。

それと同時に、急激に狭まった膣壁が
絞り上げるようにペニスを抱きしめると、
俺は耐えきれず欲望をアリシアの中に解き放っていた。

アリシア
「ひゃぁぁあんんンッッッッ!!
あ、熱いのが……あっ、ああっ……んんんっ……」

子宮口をこじ開けられるような
精液の奔流に身をすくませ、
未体験の快楽にアリシアがわななく。

アリシア
「王子、そんなっ……はぁあっ、んんっ……
お腹の中にっ、ドクドクって……
いっぱい入って、きて……あっ、ぁあっ、ふぁああンッ!」

全身を小刻みに震わせながら、
俺の欲望を受け入れるアリシアが
たまらなく愛おしい。

艶めかしく動く媚肉に搾り取られるように、
何度も何度も精子を吐き出すと、狭い膣道から
白濁の液体が逆流して結合部から溢れ始めた。

アリシア
「はぁ、はぁ……んんっ、ふぁ……」

零れた熱い軌跡が彼女の尻溝を伝うと、
アリシアは細い喉を震わせながら、
切なげに息を吐き出した。

アリシア
「んっ……ふぁ、ぁ……王子……」

彼女にしては珍しい甘えるような声。

同時に、アリシアはその両手を俺へと伸ばした。

アリシア
「抱きしめて……いただけませんか……?」

未だ快楽の余韻に浸るうつろな瞳で、
アリシアが俺を見つめる。

俺は傍らに身を横たえると、
はかなげなアリシアの身体を抱きしめた。

アリシア
「あたたかい、です……。
王子が……こんなに近くに、いるなんて……」

腕の中にいるアリシアが
感じ入るように言葉を紡いだ。

アリシア
「私……やっと、
王子に、抱いていただけたのですね……」

先程までの行為に想いを馳せるように、
彼女は言った。

アリシア
「これは……夢じゃ、ないんですよね……?」

ああ、と彼女の頬に
汗で張り付いていた
蒼銀の髪をそっと掻き分けた。

その手を、
アリシアがそっと握ってきた。

アリシア
「このまま眠ってしまっても……、
王子はまだ……そばにいてくれますか……?」

返事の代わりに、俺は彼女の頭を優しく撫でると、
彼女は安心したような微笑を浮かべ、
ゆっくりとまぶたを落とした。

アリシア
「ありがとうございます……王子……
……本当に……だいすき、です……」

アリシア
「ふぁ、ぁ…………王子……おやすみ、なさい……」