アネモネ寝室1 シーンテキスト

アネモネは、しっかりと強い眼差しを向け、
頬を紅く染めながら、手を前で握りしめている。

両腕に挟まれた状態の胸が
とても大きい。

コンプレックスと言うわりには
そのポーズだと強調しているようにしか
見えない。

アネモネ
「……私でも、お役に
立てることがあるのですか?」

アネモネとは服も脱がさない、
エッチもしないという約束で
寝室に呼び出せた。

そんな条件下では、
してもらえることは限られている。

アネモネ
「あの……?」

首を傾けるアネモネを手招きし
近くに呼ぶ。

そのまま彼女の腕を掴み引き寄せ、
彼女の胸にペニスを挟む。

柔らかな脂肪が肉棒全てを包み、
快感で腰が震えるように動き始める。

アネモネ
「きゃあっ、い、いったい何を……?
あ、あの……王子……っ、この
行為に何が……恥ずかしいです!」

アネモネ
「あの、お願い、お願いですから、
王子、お止めください……っ」

柔らかい肉感と繊維の無機質さ、
二つの摩擦が肉棒に快楽を流し込む。

アネモネ
「あ……ああっ、王子、何か
胸に挟まっているものから、
透明な液体が……こ、これは?」

わからないまま、アネモネは
興味津々といった様子で
眺めている。

アネモネ
「あ、んンっ、な、なんだか、
わからない感覚が、胸から
伝わってきて……変な気分に……」

アネモネ
「擦れるのが、気持ちいいなんて、
こんなの、変なの……変なのにっ」

アネモネの乳首は服の上からも
わかるほど、ぷっくり膨れている。

アネモネ
「お、おかしいですよね……?
でも、王子も、気持ちいいのなら……」

アネモネ
「……私が、自分で」

そう呟くとアネモネは胸を持ち、
両側から強く挟む。

アネモネ
「ん、こ、こうして、動かせば
いいんです、よね? ん……」

脂肪が肉棒を隙間なく埋め、
しごかれるたび快楽が走る。

アネモネ
「擦るだけ、なのに……こんな風に
変な気持ちになるなんて……。
不思議……不思議、です」

ため息が亀頭に吹きかかるその瞬間、
爆発するように精液がペニスから飛び出した。

アネモネ
「きゃぁっ! な、なんです、か。
ビュッ、ビュッて、まだ、出てる。
ああ、……もしかして」

アネモネ
「はあ……はあ……王子、これが
精液と、呼ばれる物なのですね。
最初から、私の胸でするつもりで?」

騙す形となったことで、
アネモネの怒りをかったかも
しれない。

そう思いつつ頷くと、
彼女は精液を拭いながら
訊ねてきた。

アネモネ
「……あの、王子。
私はちゃんと
お役に立てたでしょうか?」

頷くと安堵したように
息を吐き出す。

アネモネ
「あなたのものから感じる、
さっきの甘い感覚……。
とても気になります」

控え目に笑いながらアネモネは
そう零していた。